小規模旅館のフロント・ホール廻り

新潟県 (1994.09)


 建築の陳腐化により商品力が低下し、客足がおちてきた小規模旅館の施設・料理・サービス等再生計画に基づいた施設商品力の再構築計画です。敷地(220坪)にゆとりがないため、改修工事を中心に一部増築をするということで、コストも余りかけずに旧来のイメージを一新すべく計画しました。
 全体計画の内、今工事では旅館の顔である玄関・ホール廻りと、旅館の売り物である浴室・客室をリニューアルしています。
他の諸施設については、順次見直し計画をすることとしています。改修では間仕切りの大きな変更をせずに一部撤去、追加をしました。デザイン的には和の情緒を強調するものとしました。
具体的改修内容は以下のとおりです。

フロント カウンターを撤去、床を板張りとしたコーナーを新設し、椅子をセットした帳場に改修。
ホール 床:ジュータン敷を薄縁(畳表)敷に改修。
クロス貼をジュラクに改修。
天井冷暖房、換気、照明等設備も含め解体し、既存と同じ天井高にて改修。

改装前 平面図 改装後 平面図


延床面積/511坪  客室数/16室  収容/78名 延床面積/585坪(増築74坪) 客室数/14室(改修6室)
収容/80名

 建物のリニューアルと同時に料理・サービス・運営も再構築され、竣工後順調に売上を上げています。次の改修は、宴会場の整備を計画、近々着工の予定です。
 リニューアルを考える時は、まず全体を見直し計画する事が重要です。部分改修だけを行う時も、将来計画の一環として見直すことが肝要です。